昭和30年代から50年代の駄菓子
昭和22年から24年にかけての第一次ベビーブーム、団塊の世代が小学生になる時期の30年代、800万人の駄菓子需要が創り出されたのです。
人口の集中がありました。大都市圏の東京、大阪、名古屋に大量の労働者が移動します。集団就職や出稼ぎで、農村地帯は過疎化し三ちゃん農業と言われるようになります。
昭和30年、生産力が戦争前の最高水準を回復し、高度成長時代が幕開けします。神武景気から岩戸景気を経て東京オリンピックまで好景気が続き、その後の不況を経て、昭和41年いざなぎ景気から昭和48年のオイルショックまでの時期が高度成長の時代です。この間に第2次ベビーブームを挿みます。
零細な手仕事で作られていた駄菓子は、工場制手工業となり、そして機械制大工業に変換します。 駄菓子も工業生産物になって行くのです。この時代に創り出された駄菓子が、今日の駄菓子の代表に育っていきます。
昭和30年ナマイ商店 棒キナコ飴 発売
昭和34年松田食品ベビーラーメン発 売、東産ライスチョコ 発売
昭和35年コリスフエガム 発売、明光製菓こざくら餅 発売
昭和36年松山製菓粉末ジュース、発売 明治マーブルチョコ発売
昭和37年松尾チロルチョコ 発売、見田製菓きびだんご 発売
昭和38年カクダイ クッピーラムネ 発売、コリス フエラムネ発売
昭和39年三立製菓チョコバット 発売、コビト ボトルチョコ発売
昭和40年オリオン コーラシガレット 発売、森永チョコボール発売
昭和41年松山製菓パンチコーラ 発売
昭和42年フルタハイエイトチョコ 発売、コビト ボトルチョコ発売
昭和43年明治製菓が「カール」を発売します。スナック菓子の誕生です。軽い食感で、かさ高くボリューム感のトウモロコシ原料のコーンスナック。 このスナックを子供向けにし、売り出したのが、「キャベツ太郎」や「もろこし輪太郎」です。(販売年未確認)これに類似した商品はかなり多いですね。
50年代に発売されたうまい棒も、この種類です。チョコをカバーした「日本一ながーいチョコ」、「チョコ太郎」もこの時期かと思います。
昭和44年美濃金 花串カステラ 発売
昭和45年グリコペロティチョコ 発売
昭和46年不二家ハートチョコ 発売 カルビー仮面ライダースナック発売
昭和48年オリオン梅ミンツ 発売
昭和51年フルタ セコイアチョコ発売、ロッテ ビックリマンチョコ発売
昭和52年トーカイふ菓子 発売
昭和53年松田食品 カップ麺ベビースター発売
昭和54年やおきん うまい棒ソース味 発売 オリオン ミニコーラ発売
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