定義2の駄菓子
このカテゴリーには10円、20円〜100円の菓子類が今も時代を越えて販売されてい
る。安かろう悪かろうという商品ではなく誰が食べても納得いくお菓子で、食べることの
楽しみを提供している。特に小中学生のカロリー補給に欠かせないアイテムになってき
た。
近年、コンビニのコーナーで駄菓子販売するようになってきた。コンビニでは、
子供(12歳以下)の購入者は10%程度であり、実際の購入者の大半は大人の人で、
20代〜30代を中心に幅広い年代の支持がある。
90年代以後、駄菓子店の商業施設、ショッピングセンターへの入店が増えている。家
族で訪れる消費者にアピール度が高い。親がお金を出すので客単価が高くなったこと、
多店舗展開と店舗運営の技術革新により、単価が低く、利幅の薄い駄菓子販売が改
めてビジネスとして成り立つようになってきた。
駄菓子屋で売られるものが駄菓子と総称するならば、これらも入るだろう。
本来、駄菓子より少しカテゴリが上の言わば中菓子と呼ばれるアイテムである。
明治大正期に西洋の菓子に範をとり、大量生産されたキャラメルやチョコレート
そしてガムなどである。昭和中期には駄菓子というには、高価なものであった。
しかし、今では、生産技術の進歩により、子供の買える価格になって販売されている。
安全性については、以前の駄菓子は安かろう悪かろうのイメージを引きずっていたが、
近年の可処分所得の増加、食品衛生思想の定着により、大きくイメージを変えている。
生産方法が家内工業的な生産から工場生産に移行したことによって、衛生管理面で進
歩した。現在の駄菓子はコンビニやスーパーマーケットの取り扱いがないと成り立ち難
くなっている。
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